ウエアについて

従来は部屋着として浴衣を使用する事が多かったですが、最近ではガウンや上下式のパジャマが増加傾向にあります。
また、一昔前までは布帛にプリントが主流でしたが、最近ではチェック柄やストライプ柄などのドビー柄が主流となっています。
特に都市部のホテル様では清潔感がある白基調で、アクセントにパイピングを使用するケースが多くなっています。

外国人のお客様の多い施設では、非日常的で日本文化を感じることができる浴衣・作務衣の需要が高くなっています。


1.各施設での代表的なスタイル及び仕様

 施設 名称・用途 スタイル 仕様
ホテル
旅館
寝巻き・室内着
※客室内
ワンピース型ガウン
  • シャツの様に前開き式でボタンでとめるタイプのガウン

上下式パジャマ
  • 上着はシャツの様に前開き式でボタンでとめるタイプが多い
  • 寝ている間もはだけにくい為、女性のお客様に好まれる
    ホテル
    旅館
    温浴施設
    館内着
    ※館内OK
    上下式リラックスウエア
    • 着心地が良い生地が好まれる為、ニット素材で作ることが多い

    作務衣
    • 着易さと昔からある形で親しみがあり、人気がある
    • 基本的には上着は四つ紐タイプ
    • 女性用ははだけないように胸元にボタンを付ける場合もある
      エステ 施術着 ラップドレスタイプ
      • 施術を受けやすいように脱ぎ着のしやすいスタイル
      • 前開きのスナップボタンタイプで、胸元にはゴムが入っている

         

        ※1)ポケットを付ける場合は、ルームキーや携帯電話、貴重品等を入れる事が出来るので便利ですが、異物や忘れ物が入ったまま回収されるリスクがあるので注意する必要があります。

        ※2)館内着の女性用は透け防止や体形が出にくいデザイン、胸元の開き加減等を考慮する必要があります。

         

        2.代表的なスタイル

        多様化するナイティー
        昔は一般的にホテル様・旅館様の室内着は浴衣が主流でした。
        そして時代の流れもあり、浴衣からシャツ式ガウンへ切り替わっていく際にはワッフル生地が広く普及していきました。
        最近ではチェック柄やストライプ柄などのドビー柄に加えて、デュベカバーに用いる生地を使用するケースもあります。
        ただし、朱子織などのデュベカバー生地はシワが出やすく洗濯が非常に難しいので注意する必要があります。

         

         

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